ジンマにてAGRA支援の小麦・大豆プロジェクト成果合同レビュー会議を開催

ニュース
2025年5月1日

ササカワ・アフリカ財団(SAA)エチオピア事務所は、2025年3月10日から13日にかけて、エチオピア・オロミア州ジンマ県で開催された「成果合同レビュー会議」に参加しました。

この会議では、AGRA(アフリカ緑の革命フォーラム)の資金によってSAAが実施している「SoPRI(オロミア州ジンマ県およびブンノ・ベデレ県における認証種子と普及サービスの利用促進による大豆生産強化プロジェクト)」における取り組みと成果が紹介されました。

AGRAが主催した本イベントには、政策立案者、研究者、アグリビジネス関係者、金融専門家、農家など50名を超える関係者が参加し、小麦および大豆プロジェクトの進捗を共有するとともに、今後の方向性について議論が行われました。

この会議は、BRESおよびSoyLinkコンソーシアムの取り組みの一環として開催され、AGRAエチオピア事務所が主導し、SAAをはじめとする実施パートナーが連携して実施しました。小麦分野を担当するBRESコンソーシアムはファーム・アフリカ、Lersha、PxD(Precision Development)で構成され、大豆分野のSoyLinkコンソーシアムはSAA、Lersha、ファームラジオ・インターナショナルで構成されています。

会議では、プロジェクトを通じて得られた知見を農家の生活改善に直結する、実践的で拡張可能な解決策へと発展させることの重要性が強調されました。開会にあたり、AGRAエチオピアのイヘヌ・ゼウディ所長は、「本会議は単なる数値の確認の場ではなく、食料生産を支える人々に実際の変化をもたらすための知見共有の場です」と力強く述べました。

開会の挨拶を行うAGRAエチオピアのイヘヌ・ゼウディ所長

会期中、参加者はプロジェクトレビューやテーマ別討議、現地視察を通じて活発な意見交換を行いました。議題では、種子システムの強化、市場開発、グリーンジョブの創出、若者の参画促進、気候変動への適応力向上、政策提言、持続可能な農業実践など、幅広いテーマが取り上げられ、農業分野における革新と持続的なインパクトの創出が目指されました。

また、参加者は大豆種子増産圃場やジンマ農民協同組合連合会、ジンマ農業研究センターを訪問し、農家の市場および金融アクセスを改善するための取り組みを視察しました。これらの訪問を通じて、地域の実践がどのように構造的課題に取り組み、生産性と回復力の向上につながっているかについて、貴重な知見が共有されました。

SAAの発表では、SoPRIプロジェクトの進捗を報告するとともに、環境再生型農業の推進、人材育成、そして市場連携を通じた大豆生産性向上への取り組みが紹介されました。SAAは、今後もAGRAおよびコンソーシアムのパートナーと協力しながら、地域農家の生産性向上と生計改善に向けた活動を継続していく方針です。

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