新年のご挨拶 ー 農家とともに歩んだ40年ー SAA会長メッセージ

ニュース
2026年1月1日

2026年を迎え、ササカワ・アフリカ財団(SAA)を支えてくださっている皆さまに、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

ササカワ・アフリカ財団の原点
本年、SAAは創立40周年という大きな節目を迎えます。1980年代半ばにアフリカの角地域(Horn of Africa)を襲った未曾有の飢饉を契機に、『このような悲劇を二度と繰り返してはならない』という強い共通の決意のもと、ジミー・カーター元米国大統領、ノーマン・ボーローグ博士、笹川良一(日本財団初代会長)氏によって設立されました。
1986年の創立以来、私たちは創立者のビジョンに導かれ、アフリカの農家、現地政府、そして多様なパートナーとともに、アフリカ大陸における食料安全保障の強化と、小規模農家の農業を通じた生計向上に取り組んでまいりました。

現場に根ざした40年の歩み
この40年間、SAAの活動はアフリカを取り巻く社会的・環境の変化とともに、進化を遂げてきました。創設当初は、農家主体による農業普及活動を通じた食料生産の拡大に注力していましたが、現在はそのアプローチをさらに広げ、土壌の健全性や栄養改善、気候変動への強靱性の向上、市場へのアクセス拡大、若者の参画促進、さらにはより統合的で多元的な農業普及システムの構築など、相互に関連する幅広い課題に取り組んでいます。
A young woman farmer in Guinea and an extension officer displaying new WARDA rice varieties for seed production同時に、SAAは一貫して、農家の人びとが生活する現場を活動の原点としてきました。その姿勢は、『農家と共に歩む(Walking with the farmers)』という私たちのスローガンに象徴されています。
SAAは、圃場での栽培実証、農業普及、能力開発を通じて、知識を行動へとつなぎ、農家自身が試し、工夫し、自らのコミュニティで持続的に実践していける解決策を支援してきました。
私たちはこれからも、農家やパートナーとともに築いてきた絆を大切に、最も助けを必要としながらも、その存在が見過ごされがちな人々に寄り添い、その声に耳を傾け、共に歩み続けるという決意に変わりありません。

未来に向けて―協働による強靱な食料システムの構築SAA staff demonstrates a farming technique to a group of women farmers in the field
今後、アフリカの農業は、気候変動、人口動態の変化、そして世界的な不確実性といった要因により、これまで以上に複雑で深刻な課題に直面していきます。
SAAは、過去40年にわたり培った教訓と、現場で農家とともに実証してきたアプローチを基盤として、たゆまず前進を続けてまいります。私たちは創設以来の価値観を指標とし、多様なパートナーや農業コミュニティとの連携、協働を通じて、持続可能で強靱な食料システムをともに創り上げてまいります。

これまで歩みを共にしてくださったすべての皆さま―農家、職員、パートナー、ドナー、そして支援者の方々―に、心より感謝申し上げます。

この節目の年を起点とし、今後も皆さまと志を一つに、この重要な取り組みをさらに前進させていけることを切に願っております。

ササカワ・アフリカ財団
会長 アミット・ロイ
Amit Roy署名
 

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ヒストリーブック

“農家と共に歩んで ―ササカワ・アフリカ財団の農業支援の軌跡―”(日本語翻訳版)

SAAの創設から現在までの歩みを記したヒストリーブック(翻訳版)です。

アニュアルレポート
Annual Report FY2023(英)

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