SAAウガンダの起業支援 ー ゴドフレイ・マヤンバラの挑戦ー

2019年8月14日

ビジネスコンテスト参加者たち
ビジネスコンテスト参加者たち
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ササカワ・アフリカ財団(SAA)ウガンダ事務所は、長年にわたり、他の国際協力機関と共に若者の農業ビジネスとそのバリューチェーンにおける就業支援を行ってきました。SAAウガンダの取組は若者の雇用創出や農業の近代化の推進力となり、ウガンダの開発計画目標2や持続可能な開発目標(SDGs)のゴール1、2、5、8などの達成に貢献しています。

多くの若者が雇用機会を求め地方から都市へ移住する中、農業の未来や今後の食糧生産は、地方に残り農業ビジネスに従事する若者に託されています。特に産業開発が不十分であるウガンダでは、都市部での若者の失業率は悪化しており、インフォーマル・セクターにおいてさえも、十分な雇用を得られない若者が多いのです。

多くの若者が失業に苦しむ中、ウガンダ事務所は「Giving Options(選択肢を与える)」をテーマに、若者起業支援講座(Youth Business clinic)を開催し、若者に収益性のある事業にはどんなものがあるのか共有しました。また、メンター制度を構築し、既存・新規事業を対象に、継続的なアドバイス、指導、フォローアップを行えるよう体制を整えました。
このイベントでは講義に加え、展示やビジネスコンテストを行い、参加者の若者が自身の持つビジネスアイディアについて活発に議論を交わしました。コンテストの評価は、以下の基準に基づいて行われました。

①ビジネスの革新性、生産性、収益性、②ビジネスモデルの持続可能性と拡張可能性
③情熱や事業の興味深さ、④女性や若者に与える機会、⑤事業計画
このコンテストでは、ルウェロ県出身のゴドフレイ・マヤンバラ氏が自身の農業ビジネスモデルを紹介し、優勝しました。

ゴドフレイ・マヤンバラ氏はマケレレ大学にて商業学学士を取得した後、自身の出身であるコミュニティの発展に尽くすため帰郷し、ササカワ・アフリカ財団が設立したZirobwe Agali Awamuビジネス研修協会ワンストップセンター(OSCA: One Stop Center Association)でマネージャーとして活躍しました。マヤンバラ氏は農家グループと共に働く中で、農家を対象にしたビジネス機会が様々存在しているにも関わらず、地方では若者の就業率が依然として高いことに気づきました。そのためマヤンバラ氏は、若者の農業への就業を促すアイディアを思いつきました。そしてマヤンバラ氏は2013年に、NOKIA若者農業ビジネスモデルを開始し、バリューチェーンに沿ってサービスプロバイダーや仕入れ業者など、様々な雇用の選択肢を若者に提供し、現在は1634人の若者を雇っています。また、322人の大学生をインターンとして受け入れ、アフリカ農業の発展に尽くしています。

8月28日に横浜で開催される第7回アフリカ開発会議で、ササカワ・アフリカ財団は公式サイドイベントとして記念シンポジウムを開催します。本シンポジウムでは、アフリカ開発銀行アデシナ総裁をお招きして基調講演をいただくほか、アフリカと日本の有識者と若者たちが、それぞれの視点から、アフリカの農業と若者が持つ可能性について議論を深めます。ウガンダ事務所が主催したビジネスコンテストの優勝者、ゴドフレイ・マヤンバラ氏も、アフリカで農業ビジネスに従事する若者代表の一人として登壇し、「イノベーションや農業ビジネスを通じていかにアフリカの農村の若者に機会を提供できるか」について発表します。

シンポジウム詳細はこちら:
https://www.saa-safe.org/news/news.php?nt=1&vid=157&lng=jpn

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