ササカワ・アフリカ財団（SAA）は、2023年7月1日付けでアミット・ロイ博士が会長に就任しましたことをお知らせいたします。また、名誉顧問として笹川陽平氏、ルース・オニアンゴ氏の2名をお迎えいたしました。

アミット・ロイ博士は、40年を越えるキャリアにおいて、100カ国以上の農業開発に携わり、副会長として環境再生型農業を主軸とするSAAの五か年戦略2021-2025策定に極めて重要な役割を果たしました。過去には国際肥料開発センター（IFDC）のCEOとして、気候変動や土壌劣化など複雑な課題に直面する国々への持続可能な農業生産支援プログラムを展開しています。

今回名誉顧問に就任した笹川陽平氏は、公益財団法人日本財団の会長であり、1986年のSAA 創設に携わり、アフリカの農業開発をはじめ国内外の様々な分野における社会貢献に精力的に活動しています。
ルース・オニアンゴ氏は、SAAの前会長であり、途上国における栄養分野で秀でた実績を有し、アフリカの農業開発・栄養分野の専門学術誌であるAfrican Journal of Food, Agriculture, Nutrition, and Developmentや、ケニアのNGO Rural Outreach Programを創設しています。また、国際機関や企業の理事の経験も豊富に有します。

本新体制により、SAAは農業普及指導サービスの強化を通じアフリカの零細農家を支援し、アフリカにおける強靭で持続可能な食料システムの構築に貢献するというミッションをさらに推進するため尽力いたします。

理事・評議員・名誉顧問略歴