東京事務所とナイジェリア事務所による合同視察(ナイジェリア・ナサラワ州)

ニュース
2023年9月25日
ナサラワ農業開発プログラム(NADP)職員とSAA一行(ナイジェリア、ナサラワ州ラフィア郡にて)
ナサラワ農業開発プログラム(NADP)職員とSAA一行(ナイジェリア、ナサラワ州ラフィア郡にて)

2023年8月7日、SAAナイジェリア事務所のゴッドウィン・アサー所長は、ナサラワ農業開発プログラム(NADP) のプログラム・マネージャー エマニュエル・アラナナ氏と面会し、小規模農家の生産性と所得向上に寄与する農業技術の普及に向けた取り組みを今後も継続していくと決意を語りました。

今回の訪問には、SAA東京本部と戦略パートナーシップ事務所の職員も同行し、ナサラワ州に位置する2つのコメ協同農家組合における共同集出荷拠点(アグリゲーション・センター)の整備を中心に議論が行われました。

本活動は、日本外務省の資金提供により実施する「コメ生産加工協同組合の活性化を通じた脱炭素化型コメ生産・加工推進プロジェクト 」(脱炭素技術海外展開イニシアティブ案件)の一環であり、①ダセワMPCS農家組合(ラフィア郡シャバブ地区ケフィ村)と②アパシ・ウォザコメ農家組合(ラフィア郡アサキオ地区アサキオ村)の能力強化を目的としています。

SAAのアサー事務所長は、コメの加工機械をはじめとする同センターの主要設備を説明し、デジタル化(モバイルアプリ"Agroponto"の導入など)を通じたコメ生産協同組合のマーケティング機能(市場アクセス、農産物集出荷、コメの加工、コミュニティー貯蓄など)の強化が、本活動の重要な柱であると説明しました。

また、コメの栽培・加工プロセスにおける脱炭素化を促進することで、生産性の向上とともに、気候変動の影響を緩和し、農家の所得向上と改良技術へのアクセスを支援すると述べました。

NADPのアラナナ氏は、気候変動という世界的な課題に直面する中で、コメ生産協同組合の機能強化の取り組みは、ナサラワ州に多大な利益をもたらすだろうと評価し、SAAとナサラワ州の長年のパートナーシップに感謝の意を表しました。

ナサラワ州の伝統的な地域指導者たちも、SAAの取り組みに感謝の意を表し、アサキオ地区では、オスラ・イナリグ氏が、SAAの貢献を称え、SAA技術統括部長に"Sarkin Noma"(農家のチーフ)という称号を授与しました。

シャバブ地区では、SAAは食料安全保障の強化や気候変動対応型の農法、市場志向型アプローチを支援していますが、同地区長であるアルハジ・マフムーダ2世がSAAの取り組みを全面的に支援すると表明するとともに、長年の貢献に対し、SAA事業担当者に"Magajiyan Matan Noman Shabu"(シャバブ女性農家の親善大使)の称号を授与しました。

また一行は、SAAが支援するヌンク・コミュニティを訪問し、同地の伝統的な地域指導者であるアルハジ・イブラヒム・アダム氏から、女性、若者、障がい者などを含む包括的なコミュニティ開発とそのインパクトに対し労いを受けました。

今回の訪問は、"Agroponto"モバイルアプリを使用した貯蔵庫管理研修で締めくくられ、アサー事務所長は、地域指導者の支援に感謝し、ナサラワ州の農業変革にさらに貢献するため、SAAの継続支援を約束しました。

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