11月5日～11日、ナイジェリアの首都アブジャにて第6回アフリカ農業普及週間（AAEW2023）が開催され、SAAは、アフリカの農業変革に農業普及・アドバイザリーサービスが果たす役割についてその重要性を訴えました。北中理事長は基調講演で、農業技術や知識の移転において、効果的な農業普及・アドバイザリーサービスの存在がいかに重要かを強調しました。また、SAAがアフリカで実践してきた農業普及の経験に触れ、持続可能な農業開発に対するSAAのコミットメントを改めて表明しました。またSAAは、気候変動に対応した農業、ICTを活用した農業、インクルーシブな普及アプローチなどさまざまなテーマの会議やパネルディスカッションに参加し、多様なステークホルダーと対話、連携の可能性を模索しました。

イベント期間中、SAAは展示ブースを設け、多くの来場者に活動を紹介しました。また、同期間中に開催されたナイジェリア・アブジャ事務所の開所式典には、在ナイジェリア松永日本大使にも出席いただき、ナイジェリアの農業セクターに対するSAAの貢献が高く評価されました。

第6回アフリカ農業普及週間は、アフリカの農業変革を推進する上で、農業普及・アドバイザリーサービスを重視するというSAAのメッセージを発信する貴重な場となりました。様々な関係者の集まる国際的な場への積極的な参加と知識の共有を通じて、SAAはアフリカにおける持続可能な農業を推進するという確かな姿勢を示しました。

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SAA E-Newsletter 2023年12月発行「2023年を振り返って」より転載