「青年起業家としての力を与えてくれたSAAに感謝しています。」

ウガンダ
2020年8月19日
トウモロコシ畑のスティーブンさん
トウモロコシ畑のスティーブンさん

SAAウガンダ事務所は民間サービス普及モデルを通じて、農産物の生産性向上、農産物加工・収穫後処理、そしてビジネス開発を含む農業バリューチェーンに沿った若手農家の育成や能力強化をサポートしています。

スティーブン・セルマさんは、ウガンダのナカセケ地区に住む27歳の小規模農家です。SAAウガンダ事務所の研修を受けたスティーブンさんは、2018年に地域推進員に選ばれ、コミュニティの農家に対してどのように農法を改良したらよいか、研修を行ってきました。

「2018年、SAAウガンダ事務所は収穫後処理機械の実演のためにナカセケ地区でフィールド・デーを開催しました。」とスティーブンさんは説明します。「その時、私はトウモロコシの電動脱穀機に感銘を受けました。当時、私の住む地域では脱穀サービスの需要が非常に高かったので、273.97ドル(約25,000円)の保証金*を支払って自分の脱穀機を手に入れました。すぐにトウモロコシの脱穀サービスを始め、その年のうちに機械の購入費用を回収することができました。」

*脱穀機1台の総額は683.93ドル(約73,000円)

「すぐにコミュニティで有名になり、顧客数が大幅に増加し、毎シーズン547.94ドル(約58,000円)の利益が出るようになりました。また、トウモロコシの脱穀サービスに加え、農家への普及相談サービスも始め、農家が仲買人に騙されないよう、生産物(トウモロコシや豆)の適正価格に関するアドバイスを行っています。」

スティーブンさんの農地は小さいですが、SAAウガンダ事務所の研修によって培った知識、スキル、および技術を活用することで、生産性を最大化することができました。その結果、トウモロコシの生産面積は1シーズンあたり1エーカーから2エーカーに増加しました。「収入が大幅に増加したため、家族を養い、土地の一画を手に入れることもできました。SAAウガンダ事務所が訓練を通じて、知識や技術を授けてくれたことで、私は青年起業家になり、地域一帯の他の農家を鼓舞することもできるようになったのです。本当に感謝しています。」

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