ヌフ・サディークさんは、2005 年にAhmadu Bello大学（ナイジェリア）の SAFE プログラムに参加し、事業改善プ ロジェクト（SEP）のテーマとして、優良種子の生産技術を選びました。同プロジェクトで得た起業家精神のもと、彼は種子会社を設立し、国家種子委員会の認定を受け、食糧農業機関（FAO）、 国際農業開発基金（IFAD）、カドナ、ザムファラ、アダマワ、ケビの各州政府に、高品質の種子を提供するようになりました。

同社は、40人以上の従業員を抱え、3年間で 2万トン以上の種子を配布、年間平均約3万米ドルの収益を上げています。さまざまな原種・認定種子生産のトレーニングを受けた 200人以上の契約農家とネットワークを形成し活動しています。また、2018 年より、SAA と協力し、事業改善プロジェクト（SEP）の普及員や大学生を対象に、民間の農業普及サービスに関する指導を行っています。

SAA E-Newsletter 2022年11月発行 農業技術普及を支えるキャパシティ・ビルディング号より転載