改良コンポストを導入するエチオピア・メケット地区の農家

エチオピア
2023年8月17日

有機肥料は、養分に富み、土壌を団粒化し、保水力を高めることで、土壌の健全性を保つ上で不可欠な役割を果たしています。糞尿や堆肥といった有機肥料は、限られた量ではあるものの、多くの農家にとって身近な選択肢でした。

有機肥料の使用量を増やすことは、環境再生型農業において大切です。特に昨今の世界的な化学肥料価格の高騰下では農家に重要な意味を持ちます。

SAAエチオピア事務所は、土壌肥沃化の取り組みの一環として、良質なコンポストづくりの方法を農家に指導しています。その際には、より多くの量を生産できるようになること、そして品質を向上させること、その両方に重点を置きながら、ミミズを利用したバーミコンポストや有効微生物群(EM)を利用する技術を紹介しています。これらの手法は、有機物の分解プロセスを促進し、ガスの放出を最小限に抑えることで、農家の懸念事項の一つである堆肥の臭いを顕著に減少させることができるため、地域の農家の間で大きな関心を集めています。

メケット地区のタグバ・メスケル村やコキット・ケベレス村では、コンポストづくりへの熱意が高まっています。ホスト農家48戸の大半がコンポストを自宅で準備しています。バーミコンポストを試す農家もあれば、オーソドックスな方法を選んでいる農家もあります。これらの農家は現在、多様なコンポストづくりの技術を身につけ、次の作物サイクルを心待ちにしています。

タグバ・メスケル村の32歳の農家、ハブタム・タッデさんは、次の作付けに向けて、オーソドックスな堆肥とEMを活用したコンポストの両方を生産し、土壌の肥沃度と収量の改善を期待しています。自家製のコンポストを使用することで、彼女は自分の畑に必要な化学肥料を半分に減らすことができ、約74米ドルを節約できました。ハブタムさんは学んだ知識を近隣住民にも共有しています。こうした実践は、農家が自身の力で土壌を健全にし、持続可能な農業を推進する力になれることを示しています。

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