お仕事インタビュー ~SAAのスタッフに聞いてみました~【ジュニア・プログラム・オフィサー編】

2023年3月10日
左から3番目が篠崎さん
左から3番目が篠崎さん

SAAってどんなところ?入職動機や仕事内容について、職員にざっくばらん聞いてみました!
2回目は、東京本部の事業部でジュニアプログラムオフィサーを務める篠崎さんです。

 

Q1.SAAに入社する前は何をされていましたか?

前職では独立行政法人国際協力機構(JICA)で市民参加協力事業に携わっていました。JICAでは主に草の根技術協力事業の案件担当として、NGO、地方自治体、大学、民間企業などが企画・提案くださった国際協力プロジェクトの管理を行っていました。それ以前は、JICA海外協力隊員としてアフリカのウガンダ共和国で稲作普及活動をしていました。


Q2. SAAにジョインした理由を教えてください

JICAでNGO、地方自治体、大学、民間企業の皆さんが国際協力の現場で活躍されているのを見て、私も途上国、特にアフリカの人たちとまた一緒に働きたいと思うようになりました。SAAのウガンダ事務所は、私が農業普及隊員として派遣されていた地域で活動をしていただけでなく、同期の協力隊員の受け入れもしていて、当時からSAAのことはよく知っていました。
JICAの運営する求人ポータルサイトPARNERで見つけたジュニアプログラムオフィサー(2年)の募集を見て、自分の協力隊とJICAでの国際協力プロジェクト管理経験を生かして、アフリカの特にウガンダの小規模農家支援を得意としているSAAで、知見を深めたいと思い志望しました。


Q3. 今はどんなお仕事をしていますか?現地出張では何をするのですか?

入社後、幸運なことにウガンダの国担当となることができ、日々現地事務所のスタッフとオンライン会議やメールで連絡を取りながら、現地のプロジェクト管理や活動のフォローを行っています。ウガンダでは、メインドナーの日本財団だけではなく、世界食糧計画(WFP)や国際食糧政策研究所(IFPRI)といった国際機関や国際研究機関をドナーとするプロジェクトがあり、活動も、現地のさまざまな農家団体や民間企業などと連携して行っています。

出張では現地スタッフや裨益者である農家、関係者のお話を聞きながら、プロジェクトの進捗状況の確認をし、課題や成果を議論します。


Q4. SAAでのやりがいを教えてください

現地スタッフのほとんどがその国出身であることは、SAAの特徴であり、大きな強みです。現地の文化や考え方をしっかりと理解し尊重しつつ、本部として効率的かつ効果的に業務を進めなければいけない今の仕事はチャレンジングであり、やりがいも感じます。

特に、熱意溢れる現地スタッフとオンライン会議等を通して、日々、農家さんの支援の方法について議論したりするときや、出張時、現場で農家さんのために奔走している現地スタッフの姿や、SAAの活動を通じていかに暮らしがよくなったかという農家さんのお話を実際に見たり聞いたりするときには大きなやりがいを感じます。


Q5. 組織風土、働きやすさについて教えてください

SAAはフレックス制度があり、月の中で調整は必要ですが、比較的余裕のある時期には15時には業務を切り上げ、趣味や勉強に時間を費やすことができます。

もっとも、最近は年度末の事業報告書の作成業務に加え、外務省NGO連携無償資金力への事業申請業務等の関係でかなり忙しく、現地や先方担当者とのやりとりが夜9時頃まで続く日もありましたが、それもやっと落ち着いてきて、今は楽しみにしている来月のウガンダ出張の計画を立てています。

SAAには様々なご経験を持っている方が多くいるので、アフリカや小規模農業支援に関して色々な角度・視点から議論できとても勉強になりますし、今後のキャリアについても同様にアドバイスをいただける点もありがたい環境だと思っています。


Q6. SAAで挑戦してみたいこと、実現したいことはありますか?

実際に働いてみて、日本のNGOによるアフリカの小規模農家支援分野では、SAAの右に出るものがいないのではと勝手に自負しています(笑)。また、土壌肥沃度の低下が著しいアフリカで、環境再生型農業を推進するSAAの試みは世界的にもまだ極めて新しいです。今まさに取り組みが進んでいる中で、より効果的でアフリカの小規模農家にメリットがある形で成果を出すか、そのためにどのようにSAAのアセットを生かし、世界をリードしていけるかを本部および現地スタッフとともに、日々考え・実行していきたいです。


Q7. 今後のキャリアプランを教えてください

SAAで働き始めてから半年が経ちましたが、アフリカ小規模農家支援に特化したSAAで働く中で、これからのアフリカの農家支援に、どのような立場から、どのような技術を以って貢献することが私にできるかを常に意識しながら、次のステップを定めていきたいと思っています。


現在、SAAでは、下記のポジションを募集しています。
【採用情報】(シニア)プログラムオフィサー(契約:正社員への登用制度あり) 募集

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「現地からの声」の記事を特別編集版としてまとめました。